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聞こえる音を大きくするだけじゃない?補聴器の役割と、選び方

補聴器の選び方

歳を重ねていくと、だんだんと耳が聞こえづらくなっていきます。老人性難聴の原因は耳にある三つの部位のうち、「内耳(ないじ)」に起こる変化によるものです。内耳にある音を感じている細胞が減ってしまったり、細胞事態の機能が低下してしまうことが原因です。また、音を聞く神経が衰えてしまうと、聞こえにくくなってしまいます。

難聴は放っておくと、さらに難聴が進行してしまうなど、よくないことが多いです。そのため、聞こえづらいな、と感じる早い段階から補聴器などを使うことをおすすめします。

聞こえない音を補助するだけじゃない、補聴器の効果とは

補聴器は、まず外の音を拾い、大きな音にしてイヤホンから流します。音を大きくすることで、音を聞き取りやすくしています。難聴は、音が聞き取りづらいため、人と会話が成立しないことが多くなってしまいます。

そうすると、難聴の方は会話を避けるようになり、周囲の人たちや社会との交流が少なくなっていきます。また、周りの人たちも、会話が成立しないので、難聴の方との会話を避けるようになってしまいます。どちらからも関りを避けようとするため、より一層孤立が進んでしまいます。孤立してしまうことは、精神的にもよくありません。会話をしないので、頭を使う機会も減り、認知機能も低下してしまいます。

難聴は、認知症の原因の一つです。難聴になってすぐに認知症になってしまうことは少ないです。しかし、社会からの孤立が進み、認知機能に影響が出始めてしまうと、認知症が進行してしまいます。

そのため、日頃から音の刺激を取り入れ、会話が正常にできるように補聴器を使用することが勧められています。

補聴器の選び方

まず、補聴器を購入する前に予算を決めておきましょう。補聴器は、金額が幅広いです。高額なものでは、数十万するものもあります。金額が高くなるにつれて、機能ももちろん高くなります。しかし、補聴器は一生ものではありません。補聴器には寿命があるため、正常な機能で使い続けるには、買い替える必要があります。長く大切に使うことも意識して、無理のない範囲で選びましょう。

また、一口に補聴器といっても、様々な種類、形があります。耳にかけて使う大きなもの、耳の穴に入れるもの、ポケットなどに入れて使うもの様々です。難聴の状態や耳の形、使い方などによって、選ぶ形が異なります。補聴器が目立つのがあまり好まない場合もありますよね。そんな場合は、耳穴に入れるタイプだと目立ちにくいです。

どんな目的で使うのかによっても変わってきます。人との会話を聞き取りやすくしたいのか、テレビの音を聞きたいのか、電話の音を聞きたいのか要望は様々です。聞きたい音によって補聴器の機能が変わってきます。

実際、補聴器を選ぼうとしても、初めての場合、複雑でよくわかりませんよね。そんな時は、補聴器の専門店へ行き、相談するのがオススメです。例えば、こちらのような、熊本にある補聴器の専門店があります。 → https://www.iwanaga-co.com/shop/kumamoto.php

ここでは、来店客一人ひとりに対して、丁寧にカウンセリングを行って、状況を詳しく把握してくれます。この時に不安な点も話せるので、安心して選ぶことができますよね。また、正確な聴力の状態も測定してもらえます。加えて、言葉の聞き取りテストも行ってもらえます。こういった、耳の状態の把握の後、自分の耳にあうように音量などを調節してもらってから試聴ができます。外の音が大きい環境でも試すことができるので、より自分に合った補聴器に調節してもらえます。

難聴は放っておくと、会話が億劫になってしまったりするので、補聴器などで聞こえるように調整を行うことがオススメです。初めての方は、ぜひ補聴器の専門店へ訪れて、相談をしてみてください。

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